深澤省三・紅子二人展

2021年6月19日(土)~8月16日(月)

 深澤省三、深沢紅子は大正、昭和、平成にかけて活躍した画家です。共に東京の美術学校にて油絵を学び戦前から児童雑誌にて活躍する一方、戦後は美術教育に携わるなど後進の育成に尽力しました。省三は鈴木三重吉が主宰した雑誌『赤い鳥』に多数の挿絵を描き、武井武雄とともに「日本童画家協会」を立ち上げるなど、童画界をリードする画家の一人として活躍しました。紅子もまた、油絵を描く傍ら『子供之友』などの児童雑誌に作品を発表するなど活動の場を広げていました。二人は生涯に亘り画家であり続け、共に活躍した稀有な夫婦であるといえます。

 本展では武井と同時代に活躍した画家として二人の作品をご紹介いたします。


3階 武井武雄展示室 同時開催

収蔵作品展 テーマ「夏」

武井が描いた「夏」の季節や行事を意識して描いた作品を集め展示いたします。

省三と紅子が岩手県出身であることにちなんで、武井が好んだ東北の郷土玩具「こけし」を描いた作品も合せてお楽しみください。