刊本作品

No,80 迅四郎の窓

昭和44(1969)年[限定500]
【表現様式】APRステンドグラス【函】めおと函
172×145(mm) 頒布価格3,700円

 旭化成のAPRという素材を黒の縁に重ねて使用したAPRステンドグラスの作品である。APRは光照射によって硬化する素材で、感光前の樹脂は液状、固体そちらも可能な自由性の高い素材である。平面の印刷に開発されたが、透明なAPRそのものを使用したものがこの「迅四郎の窓」だ。ステンドグラスは西洋の教会が主である為、あえて日本に舞台をおいて西洋風に味付けしている。APR仕切り版は別の行程のためトレーシングペーパーに描かれている。実はAPRが開発途上であり、研究が完成するまでは外部にて使用してはならないと危うく打ち切りになったが、担当者が今迄の刊本作品を見たところいたく感激し、取り計らった末、無事完成したという事である。

イルフ童画館3Fの余技作品室のステンドグラスはこの刊本作品を元に、1998年 開館時に制作されたものです。