刊本作品

No, 74 笛を吹く城

昭和43(1968)年[限定300]
【表現様式】Sべランによるゴブラン織【函】めおと函
167×139(mm) 頒布価格7,500円

 白い横線が入っているのにお気づきだろうか。実は横にSベランの紙、縦に絹糸を用い、京都・西陣の職人が織りあげたゴブラン織なのである。(絵柄を連続して織る為、製本されると縦にSベラン、横に絹糸となっている。)本家フランスのゴブラン織は画を布に染め、それをほどいてもとの絵になるように織っていき、少しのズレが美しい線となって表れる点が特徴である。織は一日8時間で約一冊分(5柄)ができるという気の遠くなるようなものである。しかも製法は金襴の織り方一緒で、Sベランに裏打ちした布の横糸を等間隔に抜き、その抜かれた部分に折り込まれるという方法である。