コドモノクニ

東京社(1922年)

大正時代、児童文化ルネッサンスと呼ばれるさなか、幼児教育の高揚を背景に生まれた。従来の絵雑誌の常識を破ったB5判の大型紙面、厚手の画用紙のようなマット調の用紙。五色刷りの定価は50銭。当時5~10銭の赤本の多い子どもの本の市場では破格の値段だった。「コドモノクニ」の出現は、独立した絵・一枚絵を掲げる舞台を提供。それは文学の附随物から独立したものとしての童画の確立を果たした。子供の絵雑誌を説明なしにもみることができ、楽しむことができるようなものとなり、これは後の絵雑誌に大きな影響を与えた。企画段階からかかわった武井武雄は、創刊号の表紙絵・題字ともに手がけている。