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武井武雄と意志を継ぐ者たち
2022年1月20日(木)~3月21日(月)
武井武雄が生涯を通して創作した作品は童画、版画、刊本作品などがあり、その種類は多岐に亘ります。その中で出会った様々な人々と切磋琢磨しながら数多くの作品を生み出しました。武井は子供に与える絵画を童画と定義づけし、一ジャンルとして確立するために志同じくする者たちと日本童画家協会を作りました。
多くの作家が武井を慕い活動を共にする中で、長野県阿智村の教師であった熊谷元一が弟子として活躍します。熊谷のコドモノクニへの投稿で交流が深まり、彼の写真家として活躍するきっかけを生み出したのも、武井との交流の中でのことでした。このように、武井とその周辺の作家たちの出会いは時として化学反応を起こしながら、まばゆいばかりの創作物を生みだし、その後も彼らの活躍によって武井の意志は受け継がれました。
武井と影響しあった作家たちをご紹介し、彼等との繋がりから見える創作の広がりをお楽しみください。
- 会 期
- 2022年1月20日(木)~2022年3月21日(月)
- 休 館 日
- 水曜日(ただし2/23は開館)
- 開館時間
- 9:00~18:00(受付は17:30まで)
- 会 場
- イルフ童画館 2階企画展示室
- 主 催
- 公益財団法人おかや文化振興事業団
- 協 力
- 熊谷元一写真童画館

武井武雄《たのしいおうち》1955 (昭和 30)年

熊谷元一《おさらいさらい》1983(昭和 58)年

福與英夫《冬ノ近ヅク町》
『コドモノクニ』1934(昭和 9)年 11月号掲載
3階武井武雄展示室 同時開催
大澤コレクション展
「大澤コレクション」は、武井武雄と戦前から親交の深かった大澤三武郎氏が、日本童画家協会展を通して一点ずつ収集してきた作品の総称であり、武井が大澤氏のために命名したものです。作品は長い間、大澤氏の営む大澤歯科医院の診療室や待合室に飾られ、訪れる人々の目に触れ親しまれてきました。1998(平成 10)年イルフ童画館の開館に先立ち、より多くの人が武井の童画に触れて欲しいとの願いから、「大澤コレクション」は岡谷市に寄贈されました。
本展では、大澤歯科医院のために武井が描いた薬袋や大澤氏の名刺なども展示し、二人の交流とともにご紹介いたします。

武井武雄《便箋カット》1983(昭和 58)年

武井武雄《神様とお化け》1973(昭和 48)年
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