刊本作品

No,119 エリアナ姫と蝶

昭和54(1979)年[限定300]
【表現様式】アルミナ磁器【函】めおと函
145×142(mm) 頒布価格5,300円

 アルミナ磁器は非常に硬質な鉱石を粉末にしたもの(酸化アルミニウム)を焼成したもので、非常に強度に優れた磁器である。アルミナは焼き物の窯の下にひき、素材である。まず円形のアルミナ磁器を作り、その上に製版印刷をし、焼成をして完成という手順を踏んでいる。実はこの焼成段階が一番難しく、当時「あれだけの密画を焼成に成功したのは世界最初のものだと言われて」いたようだ。焼物特有の少しの縮みが製本の美しさに響いてくるという今回も製本者の苦労が見える作品である。絵皿のイメージとして蝶をモチーフにしているという。